地域活性化委員会 委員長 飯田智久
1.基本方針
これまでの日本の発展の要因の1つとして、中小企業の活性化に伴う人材の雇用の増加、地域への人口増加による地域の流動性の活発が挙げられます。そして、地域の活発化による物流の流動性と発展は地域社会と私たちの地域である丹羽郡にも、大きな恩恵を与えました。しかしながら、現在日本の中小企業数の推移は、徐々に減少傾向にあります。このような状況になっているのには、後継者の不在や人材不足による廃業や倒産が大部分の理由として挙げられています。ではなぜこのような現象が起きているのかと言えば、中小企業への就職する若者が減少傾向にあるからだと言えます。そして、それらの要因には、就職する若者達は、中小企業への認知度が低いのと中小企業に対するイメージがないという部分があり、中小企業への就職が少なく、それらの問題に繋がっていると言えるでしょう。そして、中小企業の減少によって、地域経済が衰退の一途を辿っており、いくつもの地方自治体が2050年に消滅可能性都市として挙げられている現状があります。この現状を打破していくためにも大手企業だけでなく地域に根ざした中小企業の活性化がより地域にとって重要なものの一つであると言えます。そのために地元中小企業の素晴らしさを地域住民、特に若者たちに伝える環境を整える必要があります。
そうすることにより、地元の中小企業に就職する若者を増やし、中小企業の人材不足を解消し、企業活性化を図り、他地域への転出を防ぐことにも繋がります。このような状況になることで丹羽郡という地が活性化し、人々にとって住みやすく活気ある街として成長することになると考えます。
地域活性化委員会では、中学生を対象に地元企業を知り、その魅力を伝える機会を提供する事業を行います。地元の中小企業に直接触れる機会を創出することでその魅力を伝えられる土壌を作り、高校、大学と進学する上で、地元の中小企業へ就職する選択肢となるように促進します。地元中小企業に就職する若者が増加すること、地域の活性化に繋がり人口減少による衰退に歯止めをかけることができると考えられます。地域が成長・発展しなければ、企業もまた成長・発展できないと言え、この両輪が回ってこその地域活性だと考えます。そのためにそこに暮らす人々が地域の素晴らしさや地元企業のすばらしさを実感できるまちづくりに励み、若者たちに中小企業の魅力を伝えていくことで、地元中小企業への就職を増やし、企業を活性化させ、地域も活発化させられるようなよい循環を作っていきたいと考えます。
2.テーマ
「地域に根ざす企業の魅力の発信と将来へのきっかけ作り」
3.活動内容
【4月例会】
【8月例会】
地域の魅力共有と魅力創造を行う事業
4.委員長所信
地域活性化委員長として地域の魅力・強みを共有していくことの大切さを考えるきっかけとなりました。会員一同さらにはこの地域の方々に自身の住まう町の良いところを更に知ってもらい、誇りを持って住んでもらえるようになってもらいたいと考えます。また、今回のような活動を行うことで街に若者たちが集まり、街の更なる活発化と街の発展に伴い起業するひとたちが増え、青年会議所メンバーの増加などよりよい連鎖のスタートとなればと考えています。そして、またメンバーとの連携を緊密に行い、よりよい委員会運営を心がけて行く所存です。